「良いものが”必ず”あるファーム」を目指して
農業は毎年1回のチャレンジです。播種から収穫まで1回。もちろんその間に様々なプロセスがあり、濃密な1回となります。それでも1回は1回。今年の失敗は、来年の糧になりますが、今年中に取り戻すことができません。また、商品になるまでの時間も長く、準備期間から数えれば6〜10ヶ月程度を要します。逆に言えば、6〜10ヶ月後からでなければ請求書を出すことができません。その間に天候不順、災害などがあれば、そこまでの準備はすべてが露と消えます。
だからこそ、私たち農業法人は農業技術と同時に経営技術も身につけていかなければなりません。この両立ができてはじめて、私たちは自分たちが心底美味しいと考える農作物を、毎年提供することができるようになります。大事なのは、「あそこには必ずいいものが通年通してある」という信頼感だと私たちは考えています。解決すべき課題は山のようにあります。肥料一つの手配でも、味や生産データを丁寧に分析しながら調整していく必要があります。多様な農作物を生産するために、より多くの作物の知識や各地域に蓄積された農業ノウハウを吸収する必要があります。ハードウェアへの投資、人材育成への投資も必要不可欠です。しかし、これらすべては伸び代です。私たちはもっともっと良くなっていく。イナゾーファームは、そういう農業法人であり続けることを事業の目的にしています。
マネジメント
現在は3代目であり、谷寿彰が代表取締役を務めている。COOは、妻の江美。どちらも30代でありながら、ユニークな経歴を有している。特に代表の谷は、農業をもはや偏愛しているといってよく、徹底的な追求とよりよくするための創意工夫への情熱は他の追随を許さない。
会社概要
社名:株式会社イナゾーファーム
代表者:谷 寿彰
所在地:〒098-0475 北海道士別市多寄町38線西9番地
電話:0165-26-2031
FAX:0165-26-2867
業務内容
●有機農産物及び慣行農産物の生産
●有機農産物の加工品製造
●農産物及び加工品の販売
主要商品
(有機JAS取得)フルーツミディトマト(イナゾー®トマト)
(特別栽培)カボチャ、(慣行栽培)もち米、大豆、小豆
(加工品)有機トマトジュース
JGAP認証
2020年にJGAP認証を取得。GAPは農場管理の基準で農薬・肥料の管理など、持続可能な農業につながる多くの基準が定められている。
有機JAS
トマトとアスパラで有機JAS取得
有機JAS加工食品はトマトジュースに限る