私たちが挑む新時代の農業経営
私たちは農家であり法人です。ひとつの経営母体です。社会に対して農作物という形で品物をお届けしており、安定供給、良質な味、お客様に対するサービスすべての向上が、結果的に品質の良い農業法人の確立につながっていると確信しています。私たちの仕事は、土と向き合い、農作物を作り上げることに他なりませんが、そのためにやるべきことは常に膨大です。ひとつひとつ丁寧に向き合いながら、不得手を得手に変え、パートナーシップを増やしながら強化していくことが、結果的に私たちを土と農作物に向かわせてくれる時間と力を与えてくれることになるのです。
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イナゾーファームは、いつでも変化しています。様々なプロジェクトやアクションが生まれています。
ここでは、そんな私たちの日常をフォトギャラリーとしてご紹介しています。
私たちについて
北海道、士別。かつて、今から約120年前に、最北で最後の屯田兵村のひとつとして開拓がはじまった土地です。イナゾーファームは、現在3代目であり、初代から数えて70年以上の歴史があります。初代は、この土地の厳しさを仲間と乗り越えながら、農地の開墾を続けていきました。2代目は、高度経済成長期の日本を横目にしながら、土地を守り抜きました。日本の農家は、より稼ぎのいい都市部の仕事に次男と三男を送り、長男は厳しい環境の中で農業を続けながら日本の食を守り抜く、といったことが当たり前でした。こうして、半農半サラリーマンといったものが各地で実現していきます。イナゾーファームもまた同じ境遇の中にいました。
そして3代目となり、初めて私たちは「株式会社」にしました。企業名には、私たち自身が「つくるとたべるをつなぐ」懸け橋になりたいという思いを込めて、代表の大先輩にあたり"太平洋の架け橋"として知られる新渡戸稲造先生からお名前をお借りし名づけました。加工、販売、雇用、土地の拡大、ブランディングにいたるまで、農業と経営の持続可能性を模索しながら、偉大なお名前に負けぬよう精進して参ります。
イナゾーファームの特長
生産から販売までが一貫
もちろん、楽ではありません。それでも、収穫したものを自分たちで最終チェックして出荷することで、品質を保てるのです。資源への思い
農業は自然資源がすべてです。人間の叡智が作り出した知識も欠かせません。私たちは地球そのものと向き合っているのです。農業技術への執着
農業技術は日進月歩です。土一つとっても、水一つとっても、太陽一つとっても新しいチャレンジと、無限のサイエンスがあります。現代社会への思い
農業は、人のエネルギーを作っています。だからこそ、今を生きる人たちから目が離せません。それを実りに変えるのです。味を追求するということ
農業にとって「味」は不思議です。私たちはシェフでもなく、美食家でもない。それでも「良い味」というものはわかるのです。食卓を豊かに
食卓の豊かさは、幸せの豊かさだと思っています。たっぷりとおいしいものを食べる。まずはそれが社会の基礎だと思っています。Next Previous Customer Reviews
【世界で最も多く消費される野菜トマト。 それを世界一消費するイタリア。イタリアンレストランの料理人としてトマトに対する思いは特別なものがあります。】 イナゾーファームのトマトジュースは瑞々しく、生命力に満ち溢れたトマトから作らているんだなと感じます。 甘味、旨味、酸味のバランスがとても素晴らしいです。 「フラテッロ ディ ミクニ」では朝食でお出しすることが多いですが、お客様が一様に驚き、どこのトマトジュースですか?とよく聞かれます。 また、旨味成分のアミノ酸も豊富なので料理に使っても存在感が際立ちます。 トマトとバジリコのスパゲッティという定番のシンプルな組み合わせでも驚きのある料理として成立してしまう力があります。 料理とのマリアージュも面白いですね。 シンプルに火を通した魚介のお料理やオイル系のパスタなどは口の中で新しい味に変わっていきます。 熱心な生産者の近くでレストランを営業できることに感謝の気持ちでいっぱいです。 北海道を代表するトマトジュースと言っても過言でないでしょう。
「今までのトマトでもおいしい。でも、それでは足りない。満足できない。」と自分たちの理想と現実をフラットに見つめ、受け止め、今以上を目指すことを「当たり前」とする。その姿勢に好感を持っています。今以上を目指すための工夫やマイナーチェンジは、得てしてサービスや商品などのカテゴリー毎に考えられがちですが、イナゾーファームでは、それだけではない前後のプロセスやメンタルモデルに対しても、「当たり前」の延長線上に置いています。「当たり前」は志から生成されていくものです。その志のベースにあるのは、「生活者のリアクションから商品もサービスも昇華させたいから」というマーケットイン的な思考に紐づいています。伝統的な農業の歴史や土台を常に振り返りながら見つめる目線の先には、自社だけの「安心・安全・おいしい」に留まらない、人、情報、農業界、流通、社会課題まで広い視野で巻き込んだ理想を持っています。企画実現力や行動力も随所に感じる。つくづくイノベーティブな要素の詰まった企業です。これからのイナゾーファームの活動は、さらに故きを温ね、さらに新しきを知ることでしょう。その軌跡は、業界課題や社会課題を克服する風穴になると確信しています。
当店で販売を始めた初年度、二年目、お客様のニーズにはまり、良い感じで販売がスタートできたと思います。トマトの味、甘み、大きさ、鮮度。一口食べたときのインパクトが大きかったと思います。ただ、年数が経ってくるとお客様の舌も肥えてきますし、他のトマトの精度もあがってきて、独占、とまではいかなくなってきます。お客様は特徴的なシールを見て、美味しいトマトだと認識して頂いているので、シールの存在も大きく思います。トマトは一口目が勝負だと思います。収穫出来たから、有機だから、安いから、ではなく、美味しいから購入される方がほとんど。イナゾートマト、買ってくれる常連さんはジュースも常に買って頂けます。販売を始めるタイミングも大切だと思います。新店舗もできます。新たなお客様に美味しいイナゾートマトを少しでも広げられるよう、頑張って販売させてもらいます!!