代表取締役社長 藤田 俊 さま

「今までのトマトでもおいしい。でも、それでは足りない。満足できない。」と自分たちの理想と現実をフラットに見つめ、受け止め、今以上を目指すことを「当たり前」とする。

その姿勢に好感を持っています。今以上を目指すための工夫やマイナーチェンジは、得てしてサービスや商品などのカテゴリー毎に考えられがちですが、イナゾーファームでは、それだけではない前後のプロセスやメンタルモデルに対しても、「当たり前」の延長線上に置いています。「当たり前」は志から生成されていくものです。その志のベースにあるのは、「生活者のリアクションから商品もサービスも昇華させたいから」というマーケットイン的な思考に紐づいています。伝統的な農業の歴史や土台を常に振り返りながら見つめる目線の先には、自社だけの「安心・安全・おいしい」に留まらない、人、情報、農業界、流通、社会課題まで広い視野で巻き込んだ理想を持っています。企画実現力や行動力も随所に感じる。つくづくイノベーティブな要素の詰まった企業です。これからのイナゾーファームの活動は、さらに故きを温ね、さらに新しきを知ることでしょう。その軌跡は、業界課題や社会課題を克服する風穴になると確信しています。